ゲルマン魂の意地を見せる世界大会

光を受ける

インターコンチネンタルカップは、南米チャンピオンである、コパ・リベルタドーレス優勝クラブと、欧州チャンピオンである、UEFAチャンピオンズリーグの優勝クラブが激突する大会で、1960年から1979年まで開催されていました。

1980年からは、それまでのホームアンドアウェイの戦いから、舞台を日本の国立競技場へと移し、トヨタカップとして生まれ変わりましたが、その後、再編が行われ、2005年からは、現在のFIFAクラブワールドカップに統合されました。

南米サッカーと欧州サッカーの意地と意地がぶつかり合い、サポーターを熱狂させる熱い戦いが繰り広げられていましたが、その中でも、ドイツ国内のクラブは、上述の全大会を通じて優勝回数は4回となっており、同大会で好成績をおさめているスペイン、ブラジル、アルゼンチンと言ったクラブと比較して、やや水を空けられているのが現状です。

特に潤沢な資金力を背景に、世界中から一流選手を集めているクラブが多いスペイン勢を相手に、出場権を獲得することは困難ではありますが、自国出身選手を世界に通用するまでに育成していくシステムを確立しているドイツサッカーの底力が試されます。

昨今のバイエルンミュンヘンや、ドルトムントに代表されるような、質が高く、手堅いサッカースタイルによって結果を残すクラブが台頭してきており、今後もさまざまな世界大会で、ゲルマン魂あふれるドイツサッカーの意地を見せてくれるはずです。

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