ゲルマン魂にあふれる

ドイツサッカーはブンデスリーガーと呼ばれ、イングランドプレミア、リーガエスパニョーラ、セリエAなどと並ぶヨーロッパの強豪リーグです。ブンデスリーガはドイツ人のゲルマン魂が鮮明に反映された運営がなされています。それはブンデスリーガに参加するために決められたチーム運営上の厳しい基準があります。それは安定したリーグ運営を維持するために、所属各チームに求められた健全な経営です。具体的にはチーム経営は原則無借金で運営されなければならず、海外の一流選手を高額な移籍金を払って移籍させることは困難となっています。

また、ブンデスリーガの各チームは一定数以上のドイツ人選手を所属させなければならず、そのためチームが地域とのつながりを密にしていることも特徴です。それは同時にドイツサッカーのレベルを押し上げることとなり、ナショナルチームはワールドカップで常に優勝候補に挙げられいます。

また、規律を重んじる組織的サッカーが持ち味で、それが日本サッカーの特徴と一致しており、2016-2017シーズンでは、香川真司をはじめとする8人もの日本人選手が活躍しています。日本はナショナルチームもJリーグもドイツサッカーを手本として強化を進めるべきではないでしょうか。

ゲルマン人が率いるドイツサッカー

ゲルマン民族がプレーするドイツサッカーには、完全なプロのリーグが1部から3部まであります。1部と2部には各18チーム、3部には20チームの合計56チームが属します。しかも、ドイツサッカーは観客の動員数が世界で第1位というプロリーグを誇ります。

ドイツサッカーチームの仕組みには、さらに北・南・西の3リーグ制を保有する4部や、ドイツ全土を11に分けたリーグ制の5部はセミプロとなり、6部から11部までが地域主導のアマチュアリーグとなっています。ドイツサッカーは2006年から2007年に外国人枠を撤廃し、逆にドイツ人枠なるものを設けました。これは、各クラブはドイツ国籍を持つ選手12人と契約する内、その半数の6人はそれぞれの地元で育成された選手、でなければならないとしてみます。このルールを設けたことで、外国人プレーヤーの出場する機会に恵まれないということがなくなります。

また、ドイツサッカーでは、4部や5部の選手でも賃金を貰ってプレーする選手が多く、6部以下のクラブでも勝利給や生活の一部を補助してくれる仕組みがあります。基本的にどのチームに所属していても芝のグラウンドがあり、組織が存在し、ブンデスリーガファンの心を離さない土台があるのです。