ゲルマン魂を育んだシーズン制度

サッカー

どんな状況でも絶対に諦めないゲルマン魂で知られるドイツサッカーは、ヨーロッパのほかの多くの国と同じように8月にシーズンが開幕して翌年の5月まで続けられます。その間、ドイツのクラブはリーグ戦と国内カップ戦、そしてクラブによってヨーロッパのカップ戦を戦うのです。

ドイツサッカーのトップリーグであるブンデスリーガは8月の半ばに開幕したあと、12月の半ばに前半戦を終え、1月の最終週から後半戦が始まります。その間はウィンターブレイク期間で、クラブによって違いはあるものの若干の休暇を挟んだに海外遠征などを行ってテストマッチを重ねます。その際に冬の移籍市場で加入した選手をチームに馴染ませ、戦術を浸透させることが後半戦の限りを握るのです。

ドイツのカップ戦であるDFBポカールはリーグ戦と同じように8月の半ばに開幕し、決勝戦は5月の最終週に行われることが多いです。リーグ戦の閉幕よりも後に行われるためドイツ国内での注目度が高く、勝ち残ったチームはシーズン最後の試合を全力で戦うのです。

ヨーロッパリーグやチャンピオンズリーグに参戦するクラブは、ドイツ国内の日程に加えて大陸大会の試合も行うためタフなシーズンになりますが、ウィンターブレイクのおかげでほかのリーグと比べて疲労度は少ないと言われています。

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